彼女にやれと言われたので

四柱・陰陽道五行占術 色恋指南編
丁日生まれ
陰火、是すなわち火なり。丁(ひのと)と呼ぶ。
その性質、燃えさかる火、飛び散る火花。
利用すれば人類に役立ち、しかしながら禍の種も内包する火。
使い方、あるいは使われ方次第で、どちらにもなりうる可能性を秘めているのが丁。
この生まれの人もまた、自分が置かれた立場によって、
活躍できることもあれば、トラブルメーカーにもなりうる。
殿方
丁日生まれの殿
丁日生まれの殿は、感情の起伏が激しく、熱中できることを求めるタイプ。
ある意味、かなり自己中心的で、自分が納得しないことは絶対イヤ、
納得したことならとことん追求、という極端さの持ち主。
ちょっとアブナイ個性が魅力。
恋愛では、熱しやすく冷めやすい。
一度燃え上がると、周囲の状況なんて(時には相手の気持ちも)お構いなし。
相手に婚約者がいるなら奪ってしまえばいいし、既婚者なら不倫でいいじゃん、
と屈託がないというか、常識を無視しているというか。
たしかに恋にルールはないというけれど、これじゃルールなさすぎ。
通い婚さえも成立しにくいという、気まぐれタイプ。
でも、その自信溢れる強引さに逆らえる姫君はなかなかいない。
狙った獲物はほとんど外さない恋のハンター。
まるで魔力でもあるかのように、女の気持ちを見抜いてしまう勘の良さはさすが。「今を思いきり楽しもう、楽しませてあげる」という殺し文句。
とにかく燃える恋をしたいなら、この殿はおすすめ。
ただし、まさに夜だけ、御簾越しに幻の愛を語ったほうがよさそうではある。
後朝(きぬぎぬ。一晩同衾した後の朝のこと)の醒めた現実を見るのは苦手。
「責任」の二文字は、この殿の辞書にはない。